Interview

お仕事紹介

社員インタビュー Iさん

社員インタビュー Iさん

「内容がわかりやすくなりました」 「素敵なパンフレットですね!」 その一言が嬉しくて、励みになっています。

Iさん

  • 2013年入社
  • シニアデザイナー
  • デザイナー歴:約15年

前職:週刊IT専門紙のエディトリアルデザイナー

Interview
社内ではどのような業務を主に担当していますか?
主に旅行ツアーのパンフレットやチラシ等のデザインを担当しています。
手がけてきたもので心に残っている仕事は?その理由は何ですか?
作ったもの全部に思い入れがありますが、「心に残っている仕事は?」と聞かれてパッと思いついたのは「北海道・星野リゾート」のパンフレットです。
両観音開き/8Pのパンフレットで、私にとってレイアウトのバランスが取りづらいものだったため、なかなかスムーズにデザインが進まなくて…。担当ディレクターに何度も確認したり、先輩デザイナーに相談したり、チェックしてもらいながら進めました。悩みに悩んで連日夜遅くまで作業した分、完成した時の達成感は今も忘れられません。
結果、クライアントである星野リゾート様にも気に入っていただき、「同じフォーマットで春夏版のパンフレットも作成したい」と受注もいただけて、とても嬉しかったです。
色々苦労して制作した分、自分が一皮むけるきっかけとなったパンフレットであり、成長を感じた瞬間でもあります。
仕事の醍醐味ややりがい、面白さを感じるのはどんな時ですか?
「内容がわかりやすく、魅力が伝わるデザインをしたい」というのが自分のデザイナーとしてのモットーなので、複雑で情報が多い誌面をわかりやすくデザインできた時が一番やりがいを感じます。また、クライアントさんから「わかりやすくなった」「素敵なパンフレットですね」などのお声をいただくと、何よりも嬉しいですし、励みになります!
仕事をする上で、大変だなと思うのはどんな点ですか?
大きく2点あります。
ひとつは、制作依頼から発売までの期間が短いということ。それには理由があり、HISが飛行機の良い座席を確保した場合、「できるだけ早くツアー商品にし、チラシやパンフレットを作り、店頭のお客様にお届けしたい」という想いがあるためです。旅行会社であるHISが母体のデザイナーであるからこそ、良い商品を新鮮なうちに届けられるので、大変なこともありますがやりがいを感じられる点でもあります。
もうひとつは、1ページに収める情報量が普通の読み物の数倍という点です。例えばA4両面のツアーチラシでも、タイトル、ポイント、MAP、日程表、料金表、注意事項等というように掲載する情報がとても多いんです。旅行自体安いお買い物ではないので、お客様にしっかりツアーの良さを知っていただくためには情報量が多くなるので、それをいかにわかりやすく、正しく伝わるものにするのかが大変な点だと思います。
グラフィックデザインに興味をもったきっかけを教えてください。
絵を描いたりすることは、子供の頃から大好きでした。中学生時代は美術部に入り、友人が作った絵コンテをもとに漫画を描いたりもしていました。
グラフィックデザインとして、ページを組むことに興味を持ったのは美大生の時。研究室で取材旅行みたいなものが年に数回あったのですが、その度に友人たちと自主的に「旅のしおり」を作って配っていたんです。「せっかくなら、雑誌みたいにしよう!」と思って、目次や今回の取材内容、占いページ、広告コーナーなども作りました。ページコンテンツを考えて、それを形にするというのを初めて自分の手でやってみて、「誌面作りって楽しいなぁ」って思いましたね。
グラフィックデザイナーに求められる資質は何だと思いますか?
「クライアントからの要望を形にし、お客様にわかりやすくお伝えする」のが私たちの仕事だと思っています。グラフィックデザイナーは“0から1を生み出す”役割なので、柔らかい頭で考えられて想像力豊かであるということ、そして一番大切なのはデザインへの情熱があることだと思います。
デザインは明確な終わりがなく、自分で作り終わった、と思えばそこで終わることもできます。誌面を構成する1つ1つのパーツが、「これでいい」ではなく「これがいい」というもので全体が作られていると、全体が調和して結果良いものができると思っています。
例えば、罫線ひとつとっても選択肢がたくさんあり、「この太さで良い?点線の方が良いんじゃない?いっそ罫線なしのほうが…?」など試行錯誤しながら、「これがベストだ」と思えるものを選ぶようにしています。
手を抜こうと思えばいくらでも抜くことができますが、そうするとワードやパワーポイントでつくったものとそう変わらないクオリティになります。
まだまだ私も勉強中ですが、1つ1つのパーツに情熱を注がれている尊敬する先輩の姿をみて、もっとデザインに向き合わないといけないと思っています。
旅行パンフレットの制作に求められるスキル、人物像を教えてください。
基本のAdobe PhotoshopやIllustrator、Indesignといったデザインソフトのスキルがあるのはもちろんですが、一番大切なのは「旅行が好き」ということだと思います。もう一つは、デザインに関することや旅行業特有の表記など、決められたルールを覚えて細かい作業をするのが苦ではないこと。おそらく一般のデザイン会社より覚えることが多いと思うので、そういったことが苦ではない人が良いと思います。さまざまなルールは作業効率やクオリティを高めるために考えられているので、私は断然このルールを学べて良かったと思っています。
この会社の良いと思うところは?
HIS直下の会社なのでオフィスがHIS社内にあり、主なクライアントであるツアー企画さんと密なコミュニケーションが取れるという点です。1つの商品を良いものにしたいという想いでつくるために、時にはざっくばらんに意見を交換しあえる点でとてもよいことだと思っています。
チームの雰囲気はどうですか?
20代前半の子から先輩まで、年齢差をあまり感じずみんな仲が良く、和気あいあいとした雰囲気です。30名近くが在籍する大所帯のチームなのに、こんなに一体感があるのは珍しいと思っています。風通しの良い環境なので、後輩の子も活発に質問してくれたり、中堅の私も尊敬する先輩方に質問しやすかったりで、とても良い環境で働かせていただけていると思っています。
毎日忙しいと思いますが、リフレッシュ方法は何かありますか?
任天堂 Switchのフィットネス系ゲームです。体力アップのためジムに通おうと思ったところ、友人や後輩に教えてもらい、今年3月に導入しました。息切れするほどきついですが、ゲームなので運動している感じがなく、楽しんでいるのでリフレッシュできていると感じます。以前よりも体力がついて、階段を登った後の息切れが減ったような気がします!(笑)
あと、家で飼っている猫の「リオちゃん」は、最大の癒しですね。猫から学ぶところも結構ありまして。
例えば、すべてを受け入れているところ。どこを触っても怒らず、「シャー!」と威嚇しているところを一度も見たことがありません。柳のような子なので、そのしなやかに順応する姿勢も見習いたいところですね。
今後はどんなことにチャレンジしたいですか?
色んなデザインを担当させていただいてきましたが、その中でも経験値があまり溜まっていない分野のデザインにチャレンジしたいです。

Contact

まずはお気軽に
ご相談ください。

具体的なことが決まっていなくても大丈夫。

「こんなことはできますか?」など、
まずはお気軽にお問い合わせください。

ご相談は
こちらから